ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2018.11.16 00:34ゴー宣道場

12月道場の申込み、お忘れなく!

皆、風邪ひいているのね・・・。
いつも私は根性が足らん、平和ボケだと
小林先生から叱られるので黙っていたけど、
じつは私も京都の帰りから悪寒が激しく、
この数日、市販の風邪薬を飲んで
鼻水とだるさをゴマカシつつ
一日一日をやり過ごしている。
犯人はだれだ~~~~ッ。

さて、そんな中でも新聞には
外国人労働者の問題が大きく取り扱われている。
出入国管理・難民認定法改正案が
衆院で審議入りしたためだ。
政府は今後5年間の「受け入れ上限」として34万5150人、
受け入れ拡大の14の業種別に人数を算出している。
ところがこれが、どのような基準で試算したのか、
なぜ14業種なのか、全くのナゾ。
そもそも特定技能が何なのかわからない。
改正案を読んでも、「特定産業分野」で
相当な知識・経験が必要な業務に従事する活動、
とあるだけで、具体的なことは何も書かれていない。
しかも外国人技能実習生の失踪は昨年だけで
7000人を超えている。
いまだって、外国人を安易に雇用して
低賃金で長時間労働を強いているじゃないか。
彼らがマトモに働けるように職場改善を
促すことのほうが先決だろう。

移民受け入れと何がどう違うのか。
受け入れる方向に日本が舵を切るなら、
彼らの「人権」はどのように担保されるのか。
そしてそれは、必ずナショナリズムと相克する。
私たちはそれをどう考えるべきか?
いつの間にやら、私たちはこの国の「かたち」が
変わるかもしれない岐路に立たされている、と
いっても過言ではありません。

次回道場のテーマは
「移民と人権とナショナリズム」
今年最後の道場です。締切は11月28日。
奮ってご参加ください!

道場参加申し込みはコチラをクリック
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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